2025.12.15 議会質問報告

【経済環境委員会(12月15日)】音楽ホール・中心部震災メモリアル拠点複合施設の基本設計(中間案)市民説明会について(市民との意思疎通に重大な齟齬)

概要 Summary

 仙台市議会には、定例会(本会議)の他に、本会議での審議を効率的に行うため、5つの常任委員会が設置されています。心豊かな社会をつくる会の大草よしえは経済環境委員会に所属し、議案などを専門的に審査しています。12月の経済環境委員会では、音楽ホール・中心部震災メモリアル拠点複合施設の基本設計(中間案)の市民説明会において、市民との意思疎通に重大な齟齬が見受けられた点について取り上げ、説明会が本来目的としている説明会として機能せず、市民や関係者が納得しない形で進めるのは問題ではないかと質しました。
 以下に、大草よしえの質問内容及び市当局の答弁(全文)を掲載いたします。

令和7年12月15日 経済環境委員会 心豊かな社会をつくる会 大草よしえ 質疑

音楽ホール・中心部震災メモリアル拠点複合施設
基本設計(中間案)市民説明会について
(市民との意思疎通に重大な齟齬)

 青葉山エリア複合施設について伺います。私も昨日行われた基本設計中間案の市民説明会に参加しましたが、少なくとも、昨日の市民との質疑応答の様子を見る限り、仙台市と市民との間で意思の疎通に重大な齟齬があることが見受けられ、この状況のままでは推進できないと感じました。

【写真】仙台市が主催した基本設計(中間案)の市民向け説明会(12月14日)

Q1 表面的には評価指標は達成しているように見えても、実態として、このように業務が形骸化することは、そもそも行政として、あってはならないことだと当方は認識しておりますが、予算執行を監査する事務局としては、どのように認識されているのでしょうか、伺います。

 具体的には、昨日の質疑応答で、仙台市内でコンサートやイベントを行っている事業者の方や、音楽愛好家、演劇愛好家といった、様々な立場の方から、2000人規模のホールが実際には使われないのではないかとの質問が、それぞれの立場からありました。しかし、市長からは「以前から2000人規模の要請が多かった」ことと「需要調査を行ったため、問題はない」としか説明がなされず、なぜ2000人規模で需要を満たせると言えるのか、その根拠は市民に対して示されていませんでした。

 特に問題だと感じたのが、仙台市内でコンサートやイベントを行っている事業者という方からの質問です。その事業者の方曰く、「これまで業界向け説明会に市から呼ばれて何度か参加しているが、誰一人としてこの施設でこういうことをやりたい、使いたいと、手を挙げた人は誰もいなかったのに、その声は市長に届いているのか?」という質問でした。「何度も呼び出されて説明会に参加しているが、意見が反映されていない。単に説明会が開催されているだけで、上に現場からの声があがっていないのは問題ではないか」と指摘されていたことに対し、市長からの答弁は「私は聞いていない」、担当局長は「途中段階なので市長には報告していなかった」との答弁でした。

 郡市長は「中間案とは、市民の意見があれば聞くということだ」と、昨日の説明会でも強調されていましたが、市民の意見が報告すらされていないのであれば、一体、何のための説明会なのでしょうか。説明会が本来目的としている説明会として機能せず、市民や関係者が納得しない形で進めるのは問題があると考えますが、担当局のご認識を伺います。

答弁 Answer

文化観光局長

 先ほど室長が答弁したように、今、基本設計の中間案を取りまとめた、そこで昨日の市民説明会もそうですし、音楽関係者の方、プロモーターの方、様々な文化芸術関係団体の方、順番にこちらに来ていただいたりして説明を行っているところでございます。それがまだ終わっていない、途中、ちょっと年を越すかもしれませんけれども、それを丁寧にやっているということでございます。昨日の質疑のやり取りで、プロモーターの方からそういう話は頂戴いたしましたけれども、ただ、別な機会で別のプロモーターの方からは、使うことを見たときに、こういう使い勝手とか仕様がいいんじゃないかという話も頂戴しておりまして、まさにそこは、席数の規模とか音響の話もございました、使い勝手、興行主の方も多分いろいろお考えがあると思います。一つは、今回の仕様の中でも、2000席転換型という話もしておりますけれども、ステージの形ですね、そういったものも様々な興行の方に使っていただくということもこれまで議論で話があって整理したことでございますので、そうした使う方にとって使い勝手のいい、つまり利用されやすい、それが市民の方が文化芸術を鑑賞する、体験する、発表する、災害文化も含めてですけれども、こうしたものが最大限生かされる、施設の価値が高まる、こうした施設になるように、今現在中間案について意見交換していますけれども、そういったものをさらに重ねていきたい、それが一定程度まとまった段階ではしっかり市長に報告してまいりたいと、このように考えてございます。

Q ここまでの進め方には特に問題なかったというご認識、という理解でよろしいでしょうか。

答弁 Answer

文化観光局長

 ここまでというのは、今回中間案をまとめてからの市民の方、関係者への進め方ということになるかと思いますけれども、我々としてはまとめまして議会の皆様にお示しさせていただいた、その中間案を、これまで関係者の方にも基本構想とか基本計画とか、節々でも説明してまいりました。今回中間案がまとまったので、市民の方に説明、関係者への説明を順次行っているところでございまして、それを丁寧にやっていく、こうした考えでございます。

Q ここまでの進め方で問題はなかったかという趣旨での質問でした。今後というより、これまでの進め方ということでのご認識をお伺いできますでしょうか。

答弁 Answer

文化観光局長

 先ほど申し上げたように、丁寧に進めて、関係者の方も含めていろいろ意見交換しましょうということでるる進めてまいりましたので、そういった意味で我々としてはしっかり進めてきた、問題なく、問題といえば相手方の受け止め方は多分いろいろ思いはあると思います。それを我々もしっかり受け止めながら、じゃあこの設計としてどういうことが反映できるのか、あとはこれまで議論してきた積み重ねもございます。そうしたことを丁寧に、これまでもそうですし、これからもやっていきたい、そのように考えてございます。

Q では、ここまでの進め方で特に問題なかったというご認識、という理解でよろしいですね。

答弁 Answer

文化観光局長

 はい。