開催の経緯と目的
私自身は、仙台市議会議員になる前から、主催する一般向け科学イベントにおいて東北大学と連携して2016年度から次世代放射光施設のアウトリーチ活動を小学生から大人むけに毎年実施させていただいたり、2019年度に東北経済産業局の委託事業で行政・企業向けの解説パンフレットを作成したり、このほかにも関係者からのご依頼で様々な取材活動等を行うなど、これまで次世代放射光施設の普及啓蒙活動に色々関わらせていただいた関係で、議員当選直後から、仙台市によるナノテラスの利活用について様々な関係者から心配の声を多数いただきました。そこで、関係各位にヒアリング等にご協力いただきながら、9月の定例議会の一般質問で、仙台市の直近の課題として「ナノテラスの利活用」について質問したところ、その質問内容を踏まえて様々な課題認識やニーズ等を頂戴することができました。
Figure 1令和5年第3回定例会での大草よしえ一般質問「ナノテラスの利活用」
特に「多様な関係者とで広くざっくばらんに意見交換を行える場をコーディネートしてほしい」とのご依頼を多数頂戴しましたので、これを機にナノテラスやリサーチコンプレックス形成のみにこだわらず、各機関が課題認識等も共有しながら連携・協力し、それぞれのミッションの効果最大化を図れる機会をつくれればと考え、これまで意見交換等を行っていた方々を中心にお声がけさせていただき、今回の意見交換会を開催させていただいた次第です。お互いに課題等を共有し、立場と想いのある方々同士がさらに協力・連携することができれば、それぞれの機関のミッションの効果最大化のみならず、ここ仙台・宮城・東北にとって素晴らしい成果が得られるものと確信をしております。私も大変微力ではありますが、引き続き勉強を続けながら、有意義なご提案ができるよう尽力して参ります。
Figure 2「ナノテラス」を契機に連携による各機関ミッション効果最大化を図るための意見交換会のようす
(2023年11月29日、東北大学にて)
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